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ロックの部屋

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THE HUMAN LEAGUE

ヒューマン・リーグ
『CRASH』~エレクトロニック・ポップ度★★★~
CRASH
大好きなヒューマン・リーグです。ヒューマン・リーグがピコピコテクノだったのは、初期だけであって、『DARE』あたりからは程よいテクノ度とポップセンスとが結びついて、魅力的なバンドに変身していました。当時の彼らはエレクトリック・アバと呼ばれていました。シンセサイザーをプログレからポップな楽器に転用可能である事を証明した功績は大きい。ドイツのクラフトワークや日本のYMOなんかも先んじていたけど、シンセサイザーが主体のバンドであったし、ポップソングに溶け込ませることができ、そしてダンスビートにも有効であるということを知らしめたのは彼らです。

ヴォーカルのフィリップ・オーキーの中性的な所も魅力、色気たっぶりです。そして、サポートするコーラスの女性二人もとてもお洒落。

この『CRASH』というアルバムはよりダンス色が強くなっています。特に聞き物は「ヒューマン」ですね。これは文句なしの美しいバラード、名曲です。

「ヒューマン」
♪僕だって人の子だ
 この体は血と肉でできている
 人間というのは
 時として過ちを犯すものさ

 君を抱きたいと願った夜が幾度あったろう
 君の面影を夢に描いたことが幾度あったろう
 なにがあろうと僕の気持ちは変わらない
 君のような娘はどこにもいないよ♪

この曲は、一度別れた男女が、再び出逢い本当に愛していたのは君だったと気づいた男と涙を流していた女も実は同じ気持ちだったという歌。

「愛してほしい」
♪愛しておくれ
 君の愛が欲しい
 キスしておくれ ベイビー♪

この曲はソウル色が強い。「I need your kissing, baby」なんてソウル・ビートでなければ恥ずかしくて歌えませんね。

今思い出してみると、80年代はインディーズよりもこのヒューマン・リーグを中心にトーキング・ヘッズとかを中心に聴いていたような気がする。それほど、ヒューマン・リーグのきらびやかな世界が好きだったのです。

ビデオクリップ集のLDも持っていますが、これがまたいいんだわ。

フィリップ・オーキーの耳にイヤリング、薄化粧の美貌と色気……あやかりたい!




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